Free国内トップ選手の指導、大きな刺激に 小中高生の柔道教室/久慈

田嶋剛希選手(手前右)の指導を受ける高校生
田嶋剛希選手(手前右)の指導を受ける高校生

久慈市柔道教室(市教委主催)が16、17日、市立三船十段記念館で行われ、市内の小学生から高校生まで約100人が全日本クラスの大会などで活躍する男女2選手を講師に、基礎練習の大切さなどを学んだ。

 同市は“柔道の神様”として知られる三船久蔵十段(1883~1965年)の出身地で、柔道によるまちづくりを進めている。教室は市内の競技者、指導者の知識、技術、競技力の向上につなげようと開いた。講師には全日本選抜体重別選手権63キロ級で2022年に優勝した堀川恵五段(28)と、今年の同選手権90キロ優勝の田嶋剛希三段(26)=共にパーク24所属=の2人が招かれた。

 最終日は中高生ら約50人が、堀川、田嶋両選手からアドバイスを受けながら立ち技や寝技などを学んだ。堀川選手は「(強くなるには)地道に基礎練習することが大切」などと呼びかけていた。

 今秋の岩手県内の高校1、2年生大会で優勝した次嘉大海(しがだいき)さん(県立久慈東高)は「国内トップ選手との練習は、日々の練習で感じられない刺激があった。遠心力を利用して投げるとか、高校の練習では考えられない動きで、参考になった」と話し、さらなるレベルアップを誓った。

 
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