Free県産ベビーホタテに応援を 青森県と八食センターが連携

青森県産ベビーホタテ入りのスープが来場者に振る舞われた=10日、八戸市
青森県産ベビーホタテ入りのスープが来場者に振る舞われた=10日、八戸市

中国による日本産水産物輸入停止の影響を強く受ける青森県産ホタテガイの消費拡大に向け、県が八戸市の八食センターと連携し、主力商品のボイルベビーホタテのPR活動を行っている。10日には、来場者に200食限定でベビーホタテ入りのスープを無料提供。県の担当者は「いろいろな料理に活用していただいて、応援してほしい」と呼びかけている。

 禁輸措置以降、特に県内業者が在庫を抱えるベビーホタテの消費を促そうと、県が八食センターに協力を求めた。

 すでにオンラインショップで県産ボイルベビーホタテの冷凍品を販売しているほか、PR活動に賛同したセンター内の飲食店や小売店が食事メニューなどとして活用、販売している。レシピカードもセンター内の各所で配布し、おいしい食べ方を紹介している。

 10日は「ボイルベビーホタテときのこの具だくさんスープ」をお振る舞い。買い物客らが、県産ホタテのうま味が凝縮された熱々の汁物を楽しんだ。

 県総合販売戦略課の藤森洋貴課長は「活気のある場所でPRができた。効果に期待したい」と強調。同センター事務局販売促進課の髙田浩平課長も「今後も県と連携を取りながら、県産の農林水産品をPRしていきたい」と話した。

 
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