岩手県の県北、沿岸の２広域振興局は９日、イオンモール盛岡南で、県北・沿岸地方の物産販売会「三陸・北いわてフェア」を開いた。バラエティー豊かな食品や工芸品の販売を通じて、訪れた買い物客に地元の魅力を伝えている。１０日まで。

　両地方の事業者が製造・販売する商品の価値向上、販路拡大を目指すとともに、内陸部の消費者に向けて食や観光をＰＲする狙い。２振興局が同時に物産販売会を開催するのは初めて。

　久慈市や軽米町、陸前高田市、大槌町、岩泉町、普代村の６市町村から９事業者が出展。久慈市の琥珀（こはく）アクセサリーや蜂蜜、軽米町のヤマブドウのジュースや調味塩、普代村のとろろ昆布やイカの塩辛といった加工品などを、来場者に特徴を説明しながら販売している。

　時間は午前１０時～午後６時。２出展者以上から商品を購入すると、特産品などがもらえる抽選会に参加できる。

　同フェアは来年１月２７、２８日にも、同会場で開催する。期間中は、久慈市や洋野町など７市町村の９事業者が出展する予定。