Free十和田の名将山辺さん勇退へ 少年野球指導32年、全国7度

今月末で勇退する十和田スリー☆スターズ監督の山辺健二さん
今月末で勇退する十和田スリー☆スターズ監督の山辺健二さん

十和田市の少年野球界を支えた名将、十和田スリー☆スターズ監督の山辺健二さん(71)が、今月末の全国大会をもって勇退する。30年以上、市の少年野球発展に尽力。同市初のプロ野球選手となった中道佑哉選手も指導した。山辺さんは「子どもたちが私たちの意思についてきてくれた。それが全て」と話している。

 山辺さんは市職員だった1992年、十和田北園クラブの監督に就任。以来32年にわたって、十和田クラブ、十和田スリー☆スターズの3チームを率い、高円宮杯賜杯全日本学童軟式野球大会など計7度、全国の舞台に導いた。十和田北園クラブ時代には、2020年のプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスに育成2位で指名された中道佑哉選手も指導した。

 今月25~27日に三重県で行われる「お伊勢さん杯PRIDE JAPAN全国選抜学童軟式野球大会」を最後に、第一線を退く。

 11月25日には、同市の「サン・ロイヤルとわだ」で引退セレモニーが開かれ、関係者約50人が山辺さんの功績をたたえるとともに、32年間の苦労をねぎらった。

 あいさつに立った山辺さんは「(関係者)一人一人の顔を拝見すると、いろいろな思い出がよみがえる。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

 
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