さまざまな事情からクリスマスプレゼントをもらえない子どもと、贈りたい人をつなぐ企画「プレゼントの木（ギビングツリー）」が、八戸市の「こどもはっち」で行われている。子どもたちが欲しい物を書いた手作りのオーナメントをツリーに飾り、協力者がプレゼントを用意してこどもはっちに預ける取り組み。オーナメントは３日、プレゼントは１７日まで受け付ける。

　いもとようこさんの絵本「プレゼントの木」をモデルとし、２０２０年から実施。プレゼントが欲しい子どもは厚紙などでオーナメントを作成し、名前、年齢、欲しい物を記入後、こどもはっちへ送付するか、直接持ち込む。協力者はツリーからオーナメントを選んで持ち帰り、プレゼントを準備する。

　昨年はひとり親家庭や闘病中の子どもたち約７５０人からオーナメントが届き、全員にプレゼントが渡ったという。

　プレゼントは２３、２４日に、こどもはっちを通して子どもたちに贈られる。こどもはっちを運営する、ＮＰＯ法人はちのへ未来ネットの松坂彩乃さんは「クリスマスに、１人でも多くの子どもたちに笑顔になってもらうため、協力してもらえたらうれしい」と話す。

　問い合わせは、こどもはっち＝電話０１７８（２２）５８２２＝へ。