Freeパラスポーツの奥深さ知る 中学生がシッティングバレー体験/八戸

シッティングバレーボールを体験する中学生
シッティングバレーボールを体験する中学生

障害があっても夢は持ち続けられる―。八戸市立鮫中と東中のバレーボール部員12人が18日、八戸福祉体育館で、パラスポーツ「シッティングバレーボール」を体験した。障害の有無に関係なく楽しめる、スポーツの奥深さに触れた。

 生徒たちはこの日、同会場で始まった東日本選手権の運営ボランティアとして来場。試合の合間に、日本パラバレーボール協会の竹田賢仁副会長らから、競技の手ほどきを受けた。

 竹田副会長は、指導の傍ら「もし事故や病気で障害を負っても、この競技があると知っていれば、違う夢を追うことができる。どんな状況でも夢は持ち続けられる」と生徒に語りかけた。

 最後は試合を行い、両校が対戦。生徒は初めて体験した未知のスポーツに苦戦しながらも、必死にボールに食らいついていた。

 鮫中2年の梅村心陽(こはる)さん(13)は「脚が使えず移動が難しかったが、健常者と障害者が一緒に楽しめるスポーツ」と笑顔。東中2年の松橋心愛(みちか)さん(14)は「通常の競技より、みんなでカバーし合うのが大切だと思った」と話した。

 
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