Free櫛引八幡宮に初のお神酒奉納 八戸酒造、飾りだるも

飾りだるを奉納し、醸造の安全を祈願した献酒祭
飾りだるを奉納し、醸造の安全を祈願した献酒祭

八戸酒造(駒井庄三郎社長)は21日、八戸市の櫛引八幡宮(營田稻太郎宮司)に、同社が醸造する「陸奥男山」「陸奥八仙」の飾りだると日本酒を初めて奉納した。同神社ではこれまで飾りだるの設置はなかったが、今後は拝殿前の正面に積み上げるという。

 同社は醸造の安全祈願として、地元の大祐神社と御前神社、県外では明治神宮(東京)、酒造りの神をまつる大神(おおみわ)神社(奈良県)と松尾大社(京都市)に奉納している。

 収穫に感謝して新穀を供え、来年の豊穣(ほうじょう)を願う新嘗祭(にいなめさい)=23日=を前に実施。飾りだるは最終的に2銘柄の四斗だるをそれぞれ10本ずつ奉納する。

 駒井社長ら3人が同神社を訪れ、献酒祭が行われた。神事後、營田宮司は「神社とお神酒は切っても切れない関係」と強調、お神酒はコメに次いで重要な供え物だと紹介した。

 駒井社長は「酒を造っている者として奉納できることは光栄。日本酒は平和を意味する和の酒であり、世界に広めていきたい」と話した。

 
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