Free地域の海、どう活用 久慈で海洋教育フォーラム

研究発表する久慈高SKY研究チームのメンバー=24日、久慈市
研究発表する久慈高SKY研究チームのメンバー=24日、久慈市

第85回海洋教育フォーラム・久慈湾総合開発促進協議会講演会が24日、久慈市文化会館(アンバーホール)で行われた。参加者が「久慈発、世界へ ブルーとグリーンが織りなす北三陸の未来」をメインテーマに、地元高校生の研究発表や企業の講演を通じて、地域の海の有効活用に向けたヒントを探った。

 フォーラムは海に関する知識を深める機会として、日本船舶海洋工学会が2017年から毎年開催。今回は久慈沖での洋上風力発電実現を目指す、久慈湾総合開発促進協議会と合同で開いた。県内外の事業者や地元高校生ら約200人が参加した。

 同促進協会長の遠藤譲一久慈市長が、洋上風力発電導入に向けた市の取り組み状況を説明。ジャパンマリンユナイテッドの担当者が福島県沖での洋上ウインドファーム実証事業の成果など、住友電気工業の担当者が浮体式洋上風力発電向けケーブルの構造などについて、それぞれ講演した。

 岩手県立久慈東高と久慈高の計3グループも研究発表。久慈高2年生によるSKY研究チームは、河川や水道管を利用した小水力発電と、同発電施設を充電中継基地としたドローンによる物資輸送の導入を提案した。

 
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