Free南部弁、川柳やクイズで楽しく 八戸高と八戸商高生がイベント

南部弁での川柳作りについて説明する生徒
南部弁での川柳作りについて説明する生徒

青森県立八戸高と同八戸商業高の生徒有志による「南部弁を知らないなんていだわしねェ~楽しく南部弁を知る2時間~」が12日、八戸市公民館で開かれた。地域住民ら約30人が南部弁での川柳作りやクイズなどを通して、南部弁の魅力に触れた。

 イベントは地域の言葉としてこれまで親しまれながら、現在は共通語の普及で話す人が少なくなっている南部弁の普及啓発などが目的。方言を活用した事業展開を模索する八戸高と、南部弁に関するアプリを開発した八戸商業高のメンバーが共同で初めて企画した。

 同日は市公民館長の柾谷伸夫さん(75)が特徴的な単語や文章などを紹介。さらに、柾谷さんの例文を参考にしながら、グループに分かれて川柳作りにも挑んだ。八戸商高のアプリも紹介され、全員でのクイズ大会も白熱した。

 参加した同市の榊善彦さん(52)は「薄れつつある南部弁の啓発に高校生が取り組んでいると知って参加した。今後も続けてほしい」と話していた。

 八戸高2年の出川煌景(あきひろ)さん(17)は「思ったよりも多くの人が集まってくれた。トラブルもあったけど、次はもっと良い教室にしたい」と笑顔。八戸商高3年の蛯澤大翔さん(17)は「若い世代として南部弁を広げていきたい。精いっぱい取り組む」と力を込めた。

 
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