Free「失敗しても諦めないで」 挑戦し続ける大切さ訴え 「電波少年」土屋敏男さん講演/八戸・湊中

挑戦し続けることの必要性を訴える土屋敏男さん
挑戦し続けることの必要性を訴える土屋敏男さん

八戸市立湊中(川村隆憲校長)は7日、元日本テレビプロデューサーで、1990年代を代表する人気テレビ番組「進め!電波少年」を手がけた土屋敏男さんを講師に招き、同校体育館でキャリア教育講演会を開いた。土屋さんは、さまざまな挑戦を続けたことでヒット番組となった過去などを振り返りながら、全校生徒259人に、失敗しても諦めずに挑戦し続けることの大切さを訴えた。

 土屋さんは、バラエティー番組「電波少年シリーズ」を手がけた「T部長」として知られる。昨年に日本テレビを退社し、現在は「Gontents合同会社」の社長などを務めている。

 「夢見る力 夢を形にする力」と題して講演。電波少年は、さまざまな失敗を続けながら生み出し、挑戦し続けた作品だったとエピソードを語った。

 番組内でユーラシア大陸横断ヒッチハイクに臨んだ人気タレント、有吉弘行さんにも言及。有吉さんは、お笑いコンビ「猿岩石」として人気者になった後に仕事がゼロになる転落を経験しながら、それでも悔しさをバネに一段一段積み重ね、現在の地位を確立したという。

 土屋さんは「若い時の失敗はたくさんのことを教えてくれる。絶対に諦めなければ、運命の神様は必ずほほ笑んでくれる」と呼びかけた。

 生徒会副会長で2年の坂本麗心さん(14)は「悔しい思いをしても、諦めない心を持つことが必要だと分かった」と笑顔を見せた。

 
お気に入り登録