Freeおいらせ、東北で初首位 六戸は7位/街の幸福度ランキング

賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)が15日発表した東北地方対象の「街の幸福度ランキング2023」で、前年6位だったおいらせ町が初めて首位に輝いた。大型商業施設の立地や主要都市へのアクセスの良さなど生活の利便性が高く、ファミリー層を中心に支持を集めた。青森県内からは2位に藤崎町(前年1位)、7位に六戸町(同13位)が入り、上位10位に3町が選ばれた。

 街の幸福度ランキングの発表は今回で3回目。東北地方に住む20歳以上の男女に幸福度を10段階で尋ねた。回答者50人以上の計230自治体を対象に、19~23年の計4万9690人の回答を100点満点で評価し、平準化した偏差値によって順位付けした。

 調査を担当した同社賃貸未来研究所によると、結婚や子ども、持ち家、一定の収入などの条件がそろうと幸福度は高くなる傾向にある。おいらせ町の回答者のうち既婚者は71%、子育て世帯は64%と、いずれも平均を上回った。

 宗健フェローは「雪が少なく、居住環境が整っているため、若い世代の移住が増えている」と分析。同町の担当者も「小中学校の給食費無料など子育て支援策が充実している。県内でも数少ない人口が増加している町だ」とした。

 同日は「住み続けたい街ランキング」も公表した。青森県版では1位が前年と同様に弘前市。トップ10を見ると、県南地方から3位に南部町、4位においらせ町、6位に八戸市が入った。

 
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