Free大正時代の児童作品も 創立150周年の八戸小/はっち

在校生による作品や大正時代の貴重な史料が並ぶ会場
在校生による作品や大正時代の貴重な史料が並ぶ会場

八戸市立八戸小(小林淳校長)の創立150周年を記念した児童作品展が11日、同市の「はっち」で始まった。在校生や大正時代の卒業生が手がけた作品の数々が、訪れた人たちの関心を集めている。12日まで。

 同校創立150周年記念事業協賛会(橋本博文会長)が主催。会場では1~6年生が手がけた工作や絵画、書道作品などを展示。創立100周年に当たる1973年以降の文集や記念誌、卒業生から提供を受けた100周年当時の運動会、音楽会のプログラムも並ぶ。

 同校は74年の火災で校舎が全焼する被害に遭ったが、焼失を免れた貴重な史料を特別展示。大正時代の卒業生による「記念帖」には、同校の現校歌を作詞した作家北村小松、「八戸小唄」を作詞した俳人法師浜桜白、立教大総長を務めた松下正寿ら後の著名人の書や絵がつづられている。

 小林校長は「子どもたちは今までの先輩方の活動を受け継ぎ、つなげていこうと頑張ってきた。その思いと歴史を皆さんに見ていただきたい」と呼びかけている。

 入場無料。時間は午前10~午後5時。

 
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