Freeカーリング、やってみない? 元日本代表・苫米地さんら指導/二戸

子どもたちに基本動作を教える苫米地美智子さん(右)

二戸市の岩手県立県北青少年の家スケート場で4日、カーリングの普及を狙いとした「JCAカーリングスクール二戸2023」が開かれた。同市出身で2014年ソチ冬季五輪日本代表の苫米地美智子さん(43)らが講師を務め、参加者のレベルに応じて分かりやすく指導した。

 日本カーリング協会(東京)と岩手県カーリング協会が主催。初心者と経験者の2コースを設け、北東北3県や首都圏などから約60人が受講した。

船山弓枝さん(中央奥)の指導を受けてストーンを投げる参加者

初心者コースには、小学校低学年から大人まで幅広い年代が参加。講師は苫米地さんに加え、共にソチ冬季五輪などで活躍した船山弓枝さん(45)=北海道北見市出身=、18年の平昌冬季五輪に出場した両角公佑さん(35)=長野県軽井沢町出身=らトップレベルの選手が担当した。

 参加者は講師が示す手本を見ながら、ストーンやブラシの動かし方、体のバランスの取り方などの基本を学んだ。

 苫米地さんは取材に「小さい子どもを含め、何歳からでも始められるのがカーリングの魅力。五輪出場を目指す人が増えたらうれしい」と期待した。船山さんは「競技の楽しさを伝えようと心がけた。多くの人に興味を持ってもらえたと思う」と喜んだ。

 二戸市立福岡小3年の下堀冴季さんは「ストーンを投げる時の正しい姿勢が参考になった。自分もいつかオリンピックに出てみたい」と笑顔を見せた。

 
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