Free田子と米ギルロイ市、友好これからも 姉妹都市提携35周年で交流イベント

スペシャルトーク終了後に田子町民と記念写真に納まるテッド内田さん(中央)
スペシャルトーク終了後に田子町民と記念写真に納まるテッド内田さん(中央)

田子町と米国ギルロイ市の姉妹都市提携35周年を記念したスペシャルトークが1日、同町の田子ビジターセンターみろく館で開かれた。同市在住で、姉妹都市協定締結に尽力したテッド内田さん(72)=鹿児島県出身=がこれまでの交流を振り返り、「田子の温かい人柄と歓迎ぶりが私たちを『I LOVE TAKKO』にしてくれた」と町民の人情味をたたえた。

 内田さんは父・善一郎さん(故人)と共に両市町の仲介役となり、1988年の姉妹都市協定締結に尽力。その後も交流事業を支援してきた。

 今回は内田さんら同市姉妹都市協会のメンバー4人が10月29日~11月2日の5日間、田子を訪問。スペシャルトークのほか、姉妹都市提携35周年の記念式典や田子小中訪問などを通じて親交を深めた。

 内田さんは約50人の聴衆を前に、87年にギルロイを訪れて交流の端緒を開いた町民4人を「4人のサムライ」と評し、「熱心に話を聞く姿に心引かれた」と振り返った。

 また、学生が両市町を行き来してホームステイをする交流事業について「田子の子どもたちは英語を覚え、どういう風に米国人と話せばいいかを学んで国際人になる」と説明。「ギルロイの人づくりにもつながっており、これからも続けたい」と継続に意欲を見せた。

 
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