野田村食生活改善推進員協議会（貮又ゑな子会長）は１０月２７日、「しょっかい食堂」と銘打って、未就学児のいる家族向けに夕食用弁当４０食を手作りして振る舞った。栄養バランスの取れた、みそ汁付きの減塩メニュー。貮又会長は「食育や家事負担の軽減に役立てれば」と話した。

　同協議会は東日本大震災以降、高齢者世帯や単身の若者世帯への弁当配布を行っている。今回は、同村が「子育てしやすい村」「育て合う村」を掲げていることを踏まえて、日々の生活に追われる子育て世代を対象に村と連携して実施した。

　“食堂”は午後３時にオープン。メンバーら１１人が村保健センターに集まり、かぼちゃサラダや鶏の唐揚げ、ほうれん草などが入った３色ナムル、野菜たっぷりのみそ汁などを約２時間かけて調理し、容器に詰めた。出来上がった弁当は、レシピを添えて、事前申し込みした希望者に１食１００円で提供し、喜ばれた。

　村担当者は取材に「利用者の反応を聞いて、継続できるか検討したい」と語った。