Free南部町産ブドウの赤ワイン復活 300本限定、香り良くまろやか

工藤祐直町長(中央)に赤ワイン「夢紀行」をPRした佐々木幸雄代表(右)と日本酒「自然日和」を紹介した澤口和洋会長
工藤祐直町長(中央)に赤ワイン「夢紀行」をPRした佐々木幸雄代表(右)と日本酒「自然日和」を紹介した澤口和洋会長

南部町の実り、アルコールでも味わって―。町産ブドウを使用した赤ワイン「夢紀行」が300本限定で復活した。2014年の登場以来となる今回は、香り良くまろやかな口当たりに仕上がった。生産農家は「故郷や世界を語りたくなるような、愉快なワインを味わって」とPRする。

 町内農業者による「南部町ワインファーマーズ」(佐々木幸雄代表)が育てた、20年産のキャンベル・アーリーを使用。八戸ワイナリーが醸造し、ステンレスタンクと瓶で熟成させた。取扱数の兼ね合いによる製造休止や、コロナ禍での販売見送りを乗り越え、発売第2弾となる。

 750ミリリットル入りでアルコール度数12・5%、税込み1980円。八戸市のヴァンタス、同町の田岩酒店で取り扱っている。

 10月30日、佐々木代表が町役場に工藤祐直町長を訪ね、再販を報告。来年以降の動向は未定としつつ、生産継続への意欲を示した。工藤町長は「町の魅力発信につながる商品でうれしい」と喜び、町内飲食店や忘年会での提供を助言した。

 澤口農園(同町玉掛)の澤口和洋会長も訪問し、自然栽培した酒米「亀の尾」を使った日本酒「自然日和」を紹介。「肥料や農薬を使わずに完成させた」とこだわりを披露した。720ミリリットルで度数は15度、3850円。同農園と同町のファームビレッジなんぶで計700本程度を扱う。

 
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