Free自身の墓、ほれ込んだ青森県産木材で 八戸の赤穂さん

自身の墓を木製で建立した赤穂一夫さん
自身の墓を木製で建立した赤穂一夫さん

八戸市石手洗、赤穂工務店会長の赤穂一夫さん(80)が同市吹上1丁目の長流寺に自身の墓を木製で建立した。青森県産ヒバなどを使用し、「100%満足いく墓ができた」と自慢げだ。

 「県産材で家を建てる会」の副会長を長年務めており、「ぬくもりと安心感があり、何よりも地元の風土に根ざしている」。県産材の魅力にほれ込み、仕事である住宅や施設などの建築でも多く用いてきた。

 自身の墓を木製にする構想は、墓地を購入した約50年前から抱いていたという。80歳の節目を迎え、寺から許可をもらったことから、約3カ月かけて自らの手で完成させた。墓石よりも劣化しやすいが、「色合いの変化も味。墓として長く持つ自信もあるので、しばらく見届けてから入りたい」とほほ笑む。

 
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