Free能や狂言に興味津々 倉石中でワークショップ/五戸

能や狂言で使用する道具を興味深そうに見つめる生徒
能や狂言で使用する道具を興味深そうに見つめる生徒

五戸町立倉石中(佐藤俊之校長)で10月26日、能楽ワークショップが開かれた。能楽の普及振興団体「鎌倉能舞台」の能楽師中森貫太さんが講師を務め、全校生徒が能や狂言の世界について学んだ。

 文化庁の学校巡回公演事業の一環で、15日に同校で、同町と新郷村の中学生を対象にした公演が予定されている。ワークショップは、能楽公演への理解を深めることを目的に行われた。

 中森さんは、能や狂言の歴史、舞台の仕組みなどの基礎知識を説明した後、公演で予定している半能「敦盛」、狂言「柿山伏」、舞囃子(ばやし)「船弁慶」のあらすじや見どころを解説。後半では、生徒が「敦盛」のせりふの発声を体験した。

 能面や能管、小鼓などの道具に触れる時間が設けられ、生徒らは手に取って興味深そうに眺めていた。

 初めて能管の演奏にチャレンジした今川輝将さん(2年)は、「強く吹かないと音が出ないので、息が続かず難しかった。本番の公演に興味を持つことができた」と話した。

 
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