Free青森県産ホタテ×はれわたり 弁当を期間限定販売 消費拡大へ県町村会企画

フライや煮物など、ホタテを使った6種類のおかずが入った弁当

中国による日本産水産物の輸入停止で苦境にあえぐ青森県産ホタテの消費拡大に向け、県町村会(会長・小又勉七戸町長)は30日、青森市の弁当総菜店と協力し、陸奥湾の養殖ホタテを使った弁当を期間限定で発売した。県産米新品種「はれわたり」も白飯に取り入れてPRし、初日から大勢の来店客が列を成した。

 「まるごとホタテ弁当」と銘打ち、11月17日までの平日のみ各日60食限定で売り出す。ホタテを使った6種類のおかずは、1週間ごとに和洋中の順番でメニューが変わる。価格は税込み600円。町村会が入居する同市新町2丁目の県共同ビル地下の店舗「新菜菜」に調理・販売を委託する。


「まるごとホタテ弁当」を買い求める来店客(右)=30日、青森市

 30日は混雑を避けるため、開店時間を5分早めたが、10分ほどで早々に完売。この日限定で弁当購入客に、はれわたり2合パックがプレゼントされた。

 県町村会によると、県内の養殖ホタテ生産量の75%は平内、野辺地両町など陸奥湾沿岸5町村が占める。同会は過去にも、大雨被害を受けた風間浦村を応援するため、村特産品を使った「まるごと弁当」を企画。原田啓一常務理事は「町村共通の課題を少しでも後押しできれば」と期待を寄せた。

 店舗の営業時間は午前11時半~午後2時。まるごと弁当販売期間中は、ホタテ入りのみそ汁をサービスする。

 
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