Free培った力を飛躍の糧に 三沢商高、創立60周年式典

創立60周年の節目を迎え、校歌を斉唱する生徒
創立60周年の節目を迎え、校歌を斉唱する生徒

青森県立三沢商業高(三浦真校長)は21日、三沢市公会堂で創立60周年記念式典を開いた。出席した在校生や卒業生がこれまでの歩みを振り返り、さらなる飛躍を誓った。

 1963年4月に開校し、これまでに約1万4600人の卒業生を輩出。数度の学科改編を経て、現在は商業、情報処理の2学科に319人が在籍している。商業高校ならではのワープロ部や珠算部、簿記部は県内随一の実績を誇り、全国大会の常連校。運動部は、2015年に硬式野球部が夏の甲子園出場を果たすなど文武両道を実践する。今年5月には、部活動や検定試験などで優秀な成績を収めたとして、全国商業高等学校長協会から県内で初めて学校表彰を受けた。

 式辞では、三浦校長が在校生に向け「三沢商業で学び、培った力を糧にこれからの時代を乗り越えていってほしい。今後も青森県商業高校の中核校として発展に努めていく」と強調した。

 生徒会長の坂本涼夏さん(3年)は、先輩や地域への感謝を述べ「どんな困難にもくじけることなく、『理想・協力・規律』の校訓の下、社会を支える一員として活躍することを誓う」と決意の言葉を述べた。

 歴代の校長やPTA会長らに感謝状を贈呈。北海道でロケット開発に取り組む「植松電機」社長の植松努さんによる講演が行われた。

 
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