Free高齢化社会での支え合い学ぶ おいらせで町民講座

普段の生活で地域住民と関わる場面を紙に書き出す参加者ら
普段の生活で地域住民と関わる場面を紙に書き出す参加者ら

おいらせ町社会福祉協議会(苫米地義之会長)は13日、同町のいきいき館で、町民を対象とした「地域の支え合いを考える講座」を開いた。参加者約40人が、高齢化社会を生きる上での地域住民同士の交流、協力の大切さを学んだ。

 町民に地域の魅力や課題を再発見してもらうことが狙い。全国コミュニティライフサポートセンター(仙台市)の橋本泰典参事の講演と、参加者が意見交換するグループワークが行われた。

 橋本参事は「地域の支え合いはなぜ必要か」と題して講演。高齢化が進んでいる全国各地の市町村の事例などを紹介しながら、地域住民が小さなコミュニティーを形成し、交流を深めることの重要性を訴えた。個人の健康、活気のある地域に必要なのは「社会とのつながりを持つこと」と強調した。

 グループワークでは、参加者が普段の生活の中で他の地域住民と交流する場面を書き出し、意見交換することで外出することの大切さを学んだ。

 参加した山﨑斉さん(82)は「これからは町内を散歩して、高齢者に声をかけていきたい。健康のために趣味のグラウンド・ゴルフも続ける」と、長生きに向けての抱負を語った。

 
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