Free低出生体重児の子育てに役立てて 青森県がハンドブック作成

宮下宗一郎知事(中央)からリトルベビーハンドブックを贈呈された石田由紀代表(左)と宮田由姫美代表=17日、青森県庁
宮下宗一郎知事(中央)からリトルベビーハンドブックを贈呈された石田由紀代表(左)と宮田由姫美代表=17日、青森県庁

青森県は17日、小さく生まれた赤ちゃんの子育てに役立ててもらおうと、保護者向けのリトルベビーハンドブックを作成し、保護者団体に贈呈した。超低出生体重児の成長も記録でき、母子健康手帳を補う冊子として活用できる。

 ハンドブックは700部作成。10月下旬までに県内の医療機関や自治体で、2500グラム未満の子どもの保護者が交付を受けることができる。

 成長記録の項目を月齢単位ではなく個人差を考慮したものにしたほか、体重を記録する表の始点を0グラムとするなど、小さく生まれた赤ちゃんにも対応できるよう工夫した。

 この日は県庁でハンドブックの贈呈式が行われ、宮下宗一郎知事が小さく生まれた赤ちゃんの保護者団体「あおもりNっ子くらぶ」の石田由紀代表と「Ulu(ウル)」の宮田由姫美代表に手渡した。

 式後の取材に、宮田代表は「ハンドブックを通して保護者の癒やしになってくれれば」、石田代表は「子育ての孤独を取り払うきっかけになってほしい」とそれぞれ語った。

 
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