Free縄文の魅力感じて 御所野遺跡の国史跡指定30年 14日から多彩な催し/一戸

御所野縄文ウイークをPRする一戸町職員。企画展では写真パネル(奥)で遺跡の歩みを紹介する
御所野縄文ウイークをPRする一戸町職員。企画展では写真パネル(奥)で遺跡の歩みを紹介する

一戸町の御所野縄文博物館で14日から11月26日まで、御所野遺跡の国史跡指定30周年を記念した企画展「2023年! いちのへをたどる歴史の旅」が開かれる。博物館など町内各所では14~22日、「御所野縄文ウイーク」と題し、縄文文化の魅力を体感できる多彩な催しを行う。

 企画展では、地域と共に歩んだ遺跡の30年の軌跡を振り返る。2021年の世界文化遺産登録につながる土台となった、遺跡と周辺の景観の保存活動や、それに関わる地元住民や子どもたち、発掘調査などの様子を写真パネルで紹介する。

 遺跡から見つかった奈良~平安時代の出土品や、町内各地の遺跡で発掘された縄文時代の土器なども展示。現代の一戸につながる歴史と文化の魅力を多角的に伝える。14日と11月3、18日には展示解説も行う。

 御所野縄文ウイークでは、14、15日に博物館で「浄法寺漆×御所野縄文」と題し、漆と縄文文化を絡めた体験イベントを催す。22日午後1時半から同町の萬代舘で、西山徳明北海道大教授による縄文遺跡群をテーマにした講演会を開く。

 企画展は入場無料(常設展は有料で高校生以下無料)。問い合わせは御所野縄文博物館=電話0195(32)2652=へ。

 また、14、15日は午前11時から、御所野縄文公園で縄文をテーマにした料理と郷土芸能を楽しむ屋外レストラン企画「ビストロわんこ」を催す。チケットは5500円で要予約。問い合わせは事務局=電話019(625)1342=へ。

 
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