Free芸術の秋、多彩な265作品 青森市で県展2023開幕

作品を鑑賞する来場者=4日、青森市
作品を鑑賞する来場者=4日、青森市

第64回青森県美術展覧会「県展2023」(県文化振興会議主催)が4日、青森市の東奥日報新町ビルで始まった。油彩画や写真、彫刻など各部門で入賞・入選した約265点を展示。多彩な作品が来場者を楽しませている。8日まで。

 会場には最高賞のグランプリに輝いた長谷川美恵子さん(弘前市)の鉛筆画「朽ちた鳥居のある風景」や川端広仲さん(黒石市)の油彩画「箱舟の子孫たち」、柏倉啓さん(青森市)の写真「赤沼の季節」などが並ぶ。

 4日は開会式が行われ、同会議の神秀次郎理事長が「心を込めた秀作ぞろい。一人でも多くの方に芸術の秋にふさわしい心豊かな時を過ごしてほしい」とあいさつした。

 キッズ・ジュニアの部の絵画部門で、「安息の地」と題して蕪嶋神社(八戸市)の夏の夕方を描き、県知事賞を受賞した市立八戸二中3年の一二三華月さん(15)は取材に「夕日のグラデーションにこだわった。一番大好きな八戸の景色で、すてきな賞をもらえて大変光栄」と話した。

 開場時間は午前10時~午後5時半。入場無料。

 
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