Free本社リクルートラウンジ活用 将来必要な力とは 八戸二中で研究授業

将来必要な力を身に付けるため、具体的な取り組みを発表する生徒=3日、八戸市
将来必要な力を身に付けるため、具体的な取り組みを発表する生徒=3日、八戸市

八戸市立第二中(管宏校長)で3日、市中学校教育研究会キャリア教育研究会による研究授業が行われた。「これからの時代に求められる力を身につけるために、今の自分にできることを宣言しよう」のテーマのもと、藤田翔平教諭が授業を担当し、2年生25人が人工知能(AI)の台頭など激しい変化の時代の中で、どんな力が必要かについて考えを深めた。

 藤田教諭はこれまで、デーリー東北新聞社が地元企業への就職促進を目的に企画した「リクルートラウンジ」の経営トップインタビュー特集を活用するなどして、研究授業の準備を進めてきた。

 この日は、生徒から革新性や実行力、学び続ける力などが必要だ―との意見が出され、藤田教諭が「求められる力は多様だが、長所と短所、夢に応じて必要な力を自分で見つけるのが大切」と強調。

 その後、生徒は自身を見つめ直しながら身に付けたい力を一つ定め、それに向かって今から取り組む目標をそれぞれ発表した。

 傾聴力を身に付けたいという橘如花(なおか)さん(13)は「言葉の裏にある相手の思いをくみ取れるようになりたい。将来必要な力を具体的に考える、いい機会になった」と話していた。

 
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