二戸市福岡横山の中山間地域に今年オープンした庭園「ニノガーデン」で、コスモスの花が見頃を迎えている。敷地の一角約３００平方メートルに、赤紫やピンク、白の花が咲き誇り、訪れた人の目を楽しませている。

　開放的な庭園は、２０１７年に茨城県から故郷の同市にＵターンしたオーナー藤嶋淑子さん（６６）が整備。２００種類以上の植物を植え、季節ごとに彩りを変える草花や木をゆったりと観賞できるようにした。

　コスモスは、親しくしているという平川市のガーデン関係者から種を譲り受け、６月にまいて育てた。オレンジ色のキバナコスモスと共に順調に生育し、色鮮やかな花を咲かせている。見頃は１０月半ばごろまで続く見通し。ピンク色のハギや、ダリアなども開花している。

　営業は１０月末まで。来年は４月下旬ごろから開園する予定だ。藤嶋さんは「今年は青森県南地方や岩手県を中心に多くの方に見ていただいた」とオープン１年目を振り返り、「今後も草花を増やしたい」と話した。

　営業は月、金曜の午前９時～午後１時と、土、日曜の午前９時～午後４時。入園料は大人４００円、中高生２００円。問い合わせは藤嶋さん＝電話０９０（６１０７）６８６０＝へ。