五戸町倉石の食品加工グループ「カマラードの家」が、「２１あおもりアワード２０２３」の創業部門で表彰された。町の農産物を生かした加工品の開発で、業績を伸ばしたことが評価された。２１日に同グループの川岸健代表が町役場で受賞を報告し、「今回の受賞を励みに、よりよい加工品の開発に力を注ぎたい」と喜びを語った。

　同アワードは、公益財団法人２１あおもり産業総合支援センター（青森市）が主催。同センターの支援を受け、経営課題の改善や地域に貢献した事業者をたたえる制度で、表彰式は１２日に青森市で行われた。

　受賞報告の席で、若宮佳一町長は「これからも食で五戸を盛り上げてほしい」と激励。川岸代表は「ジャムやジェラートの発売を予定している。期待に応えられる商品にしたい」と意欲を見せていた。

　また、同アワードでは、田子町の食品加工販売業「肉の博明」が産学連携部門で受賞した。