Free海外から旅行者呼び込むには 八戸でインバウンドセミナー

参加者がインバウンド誘客に取り組む意義などを学んだセミナー=21日、八戸市
参加者がインバウンド誘客に取り組む意義などを学んだセミナー=21日、八戸市

八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」と八戸商工会議所観光委員会は21日、八戸市のユートリーで「インバウンドセミナー」を開いた。八戸圏域の観光、飲食、宿泊業の関係者ら約120人が参加。インバウンド(訪日客)関連のコンサルティング事業を手がける有識者2人の講演を通し、海外から旅行者を呼び込む方策について考えを深めた。

 「やまとごころ」(東京)の村山慶輔代表は、観光業の課題は「繁閑差」と指摘。「訪日客は平日でも来るため、年間を通して宿泊施設の稼働率の平準化に貢献する」と海外誘客の促進で得られる効果を説いた。

 海外の旅行会社が八戸圏域に旅行者を送客したくなるポイントとして、「八戸を知ってもらうことが重要。一番大切なのは、インバウンド誘客に前向きで熱意があること」と語った。

 「フードダイバーシティ」(東京)の守護彰浩代表は、完全菜食主義「ビーガン」など、国際的に多様化する食文化への対応について事例を説明。「(一般とビーガンを)別で考えるよりも共通点を抑えることが大切。まずは自分の店のメニューをチェックしてみてほしい」と呼びかけた。

 
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