Freeためにためたエネルギー開放 「久慈秋まつり」前夜祭で開幕

山車が勢ぞろいした前夜祭会場。オープニングを飾る恒例の餅まきには大勢の見物客が詰めかけた
山車が勢ぞろいした前夜祭会場。オープニングを飾る恒例の餅まきには大勢の見物客が詰めかけた

岩手県北地方最大級の秋まつり「久慈秋まつり」の前夜祭が14日、久慈市の道の駅くじ・やませ土風館周辺で行われた。絢爛(けんらん)豪華な7台の山車と4基のみこしが集結。祭り男、祭り女たちは中止、縮小開催だった過去3年の分も―と、エネルギーをほとばしらせた。まつりは15日、市中心部で「お通り」を迎える。

 同まつりは1368年ごろの始まりとされ、同市の大神宮、秋葉神社、巽山神社の三社大祭として長年行われてきた。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止、22年は山車などの展示のみ1日限りの開催だったが、今年は4年ぶりに前夜祭を含む4日間開催に戻る。

 前夜祭会場では、各山車組が半年近くかけて製作した「源平合戦 奇襲一ノ谷」「義経~宇治川の先陣争い~」などが題材の7台がライトアップされ、子どもたちの元気のいいお囃子(はやし)と共に大勢の見物客を魅了。みこし組の威勢のいいかけ声も響き渡っていた。恒例の餅まきも人気を集めた。

 15日以降の日程・会場は次の通り。
 ◇15日
▽お通り(午後4時、荒町から長内橋へみこし・山車パレード)
 ◇16日
▽中日(午後2時、荒町から本町へ郷土芸能パレード)
 ◇17日
▽お還り(午後2時、本町から荒町へみこし・山車パレード)

 
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