Free八水高生ら51人、ハワイ実習へ 7代目「青森丸」初の国際航海

ハワイ北西海域での国際航海実習に向かう生徒ら
ハワイ北西海域での国際航海実習に向かう生徒ら

青森県立八戸水産高(中川伸吾校長)の水産工学科2年生17人や専攻科の学生、乗組員ら計51人が7日、実習船青森丸(698トン)に乗船した。ハワイ北西海域で国際航海実習を行う。70日にわたる長期間の航海で、漁業や船舶についての理解を深める。

 実習では、マグロはえ縄漁業に取り組むほか、航海当直、機関当直、漁具製作など、漁業や航海に必要な作業を実践する。本年度から使用する新造船の第7代青森丸にとっては、初の国際航海となる。

 7日に八戸港で行われた出航式には、在校生約150人や保護者らが訪れた。

 式で、中川校長は「海、魚、船についての知識や技術を実践する集大成の場。海の持つ無限の可能性を実感してきて」と激励。生徒会長の海洋生産科3年松井李玖都さんも「仲間と共に、自然のすごさ、偉大さ、力強さを感じてきて」とエールを送った。

 実習生を代表し、水産工学科2年西村京太さんが「成長した姿を見せられるよう、感謝の気持ちを持って実習に取り組みたい」と意気込んだ。

 台風13号の影響で海がしけていることから、岸壁に船を停泊させたまま実習期間に入った。海況を見て、後日同港を出航する。

 
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