Free合同バンドが快進撃 八戸・白銀南小とピアチェーレ、吹奏楽コン東北大会へ

東北大会に向けて、熱のこもった練習を披露する合同バンドのメンバー
東北大会に向けて、熱のこもった練習を披露する合同バンドのメンバー

八戸市立白銀南小の児童による「白銀南ウインドアンサンブル」と、市内初の小学生向け地域楽団「ピアチェーレ・ジュニア吹奏楽団」による合同バンドは、9月2日に宮城県石巻市で開かれる全日本吹奏楽コンクール東北大会に出場する。2団体によるコンクール挑戦は今回が初めてだが、7月に開かれた県大会を見事突破。伸びやかな演奏を武器に、その先にある東日本大会への出場を見据えている。

 ピアチェーレは、子どもたちに吹奏楽の魅力を伝えることを目的に、八戸市在住のトランペット奏者辻村誠彦さんが企画し、5月に誕生。ただ、メンバーがわずか4人のため、辻村さんが3年前から指導に当たってきた、白銀南との合同バンドによるコンクール参加を決めた。

 24人となったバンドメンバーはコンクールで、作曲家広瀬勇人さんによる「四季の森」を情感たっぷりに披露。団体の垣根を超えた美しいハーモニーと、勢いに乗った演奏で快進撃を続けている。

 白銀南の部長を務める同校6年の髙谷心乃香(このか)さん(12)は「東北大会では、自分たちらしく元気で楽しい演奏を披露したい」と笑顔。ピアチェーレのリーダーで市立湊小6年の夏堀仁菜(にいな)さん(11)は「目標の東日本大会まであと一つ。本番に向けて練習をさらに頑張りたい」と力を込めた。

 
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