Free肉厚コリコリ、食卓にいかが 「青森きくらげ」レシピお披露目

青森きくらげを使った料理を作る県食生活改善推進員=24日、青森市
青森きくらげを使った料理を作る県食生活改善推進員=24日、青森市

青森きくらげ生産・販売振興会は24日、ブランド化を進める「青森きくらげ」の販売促進を図ろうと、青森市で県食生活改善推進員が考案したレシピのお披露目会を開いた。肉厚でコリコリとした食感を生かした、気軽に作れる6品を考案。レシピは9月中旬にも振興会のブランドサイトに掲載する。

 青森きくらげは、県産業技術センター林業研究所(平内町)が開発したアラゲキクラゲの新品種で、2020年にデビュー。生産は拡大傾向にあり、本年度の出荷量は初年度の10倍超の約35トンを見込む。生産者も27事業者から48事業者に増加した。

 ただ、生のキクラゲになじみの薄い消費者が多く、販売促進が課題。日々の食生活に取り入れてもらおうと、県食生活改善推進員と連携したレシピ作成に初めて取り組んだ。

 考案したのは「豆腐のたまごスープ」「厚揚げのねぎ塩ソース」「ニラの卵とじ」「豚バラの揚げないミルフィーユカツ」「野菜あんかけ」「寒天寄せ」の6品。

 この日は県食生活改善推進員が調理し、生産者と一緒に試食した。「癖がないのでいろいろな料理に合う」「食感が特徴的でいいアクセントになる」「体にいいのでどんどん使いたい」など好評だった。

 振興会の大沢豊会長は「どの料理もおいしく、簡単にできるのがいい。食べ方が分からない人がまだまだ多いので、レシピも活用しながらPRしていきたい」と話した。

 
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