Free書道や巻きずし作りなど挑戦 米ウェナッチ市の使節団、三沢訪問

琴の演奏を体験する使節団の団員(右)
琴の演奏を体験する使節団の団員(右)

三沢市の姉妹都市・米国ワシントン州ウェナッチ市と東ウェナッチ市の友好親善使節団が22日に三沢入りし、さまざまな体験を通じて市民と交流を深めている。27日までの滞在中は市内にホームステイし、同市特産のゴボウ掘り体験や三沢まつりにも参加。日本や三沢市の文化に触れる。

 1931年に三沢市の淋代海岸を飛び立ったミス・ビードル号がウェナッチバレーに着陸し、世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功したことが縁で、50年後の81年にウェナッチ市と姉妹都市を締結。2001年には東ウェナッチ市とも結び、相互訪問を続けている。新型コロナウイルスの影響で交流を取りやめていたため、使節団の訪問は4年ぶりだ。

 使節団はウェナッチ市のフランク・クンツ市長や東ウェナッチ市のジェリリー・クラフォード市長を団長とした15人。22日には市国際交流教育センターで歓迎セレモニーが行われ、小桧山吉紀市長らが出迎えた。23日は同センターで日本文化体験が行われ、一行は書道や琴、巻きずしに挑戦。日本文化の魅力に触れた。

 初めて三沢市に来たというアマンダ・ビエルシュボックさん(19)は「三沢は素晴らしい人ばかり。(巻きずし作りは)難しかったけれどおいしかった」と笑顔を見せた。

 24日以降は姉妹都市友好宣言の締結式や淋代海岸の見学などを行う。三沢まつりのパレードにも参加する。

 
お気に入り登録