Free洋上救急出動10回の八戸市民病院を表彰

感謝状と表彰状を受け取った今明秀事業管理者(中央)
感謝状と表彰状を受け取った今明秀事業管理者(中央)

海上保安庁と日本水難救済会は18日、海保などの航空機に医師らを乗せ、船舶上の傷病者を救助する洋上救急の出動回数が10回に達し、人命の保護に貢献した八戸市立市民病院を表彰した。

 同病院は、市洋上救急支援協議会の発足から協力医療機関に加わり、1997年5月に初めて出動。昨年9月、10回に達した。

 八戸プラザホテルで開かれた同協議会の総会後、同病院の今明秀事業管理者に対し、第2管区海上保安本部の林亮治警備救難部長が感謝状を、日本水難救済会の遠山純司理事長が表彰状を手渡した。

 2007年夏には、八戸から約400キロ離れた沖合で大けがをした乗組員を救うため、医師と看護師が自衛隊のヘリに乗り込み、機内で人工呼吸をしながら病院まで向かったという。今事業管理者は「超重傷だった方が助かったことは非常にうれしく思う」と振り返り、「海のまち八戸がこのような仕組みに上手に入っていることが誇りだ」と語った。

 林警備救難部長は「迅速に医師と看護師を派遣してくださり感謝の気持ちでいっぱいだ」と謝意を伝えた。

 
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