卓球の「八戸工業ＨＳＪｒ．」に所属する大山葉音（はのん）さん（１１）＝八戸市立白山台小６年＝が、７月２８～３０日に神戸市で行われた、全日本卓球選手権の女子ホープス（小学６年以下）の部で３位に入賞した。「今までで一番いい成績」と喜びつつ、さらなる高みを目指して練習に励んでいる。

　全国大会での最高成績は４年時のベスト１６だった。今回は３人グループの予選を１位で通過した後、３回戦で第１シードの東京の選手と対戦した。

　第１セットを取ったが、相手選手が本領を発揮。２セットを連取され、第４セットは９―１０のマッチポイントまで追い込まれた。

　「『負ける』という気持ちにはならなかった」と大山さん。逆転で最終セットに持ち込むと、接戦ながら勝利をものにした。

　準決勝で敗れたが「自分のメンタルを崩さずに臨めた。友だちや青森県の人が応援してくれたことも力になった」と振り返った。

　次はクラスが一つ上のカデット（中学１年以下）の全国大会が１１月に控える。「中学のナショナルチームに入れる、ベスト８以上を目指したい」と抱負を語った。