Free錦木(盛岡出身)ら郷土力士に声援 久慈で15年ぶり大相撲夏巡業

郷土力士の熱戦に沸いた大相撲地方巡業「南部久慈場所」=9日、久慈市民体育館
郷土力士の熱戦に沸いた大相撲地方巡業「南部久慈場所」=9日、久慈市民体育館

大相撲夏巡業の南部久慈場所が9日、久慈市民体育館で行われた。ファン約2千人(主催者発表)は、先の名古屋場所で殊勲賞を受賞するなど活躍した錦木(盛岡市出身)をはじめ郷土力士、新大関の豊昇龍らの迫力十分の取り組みを満喫した。

 久慈市では2008年以来15年ぶりとなった夏巡業には、幕内を中心に力士約100人が参加した。

 会場には午前9時の開場と同時に続々とファンが訪れ、公開稽古、初っ切りなどのお好み相撲、横綱・照ノ富士の綱締め実演のほか、序二段から幕内までの取り組みを楽しんだ。

 土俵上で特に人気を集めたのが錦木。記念撮影では長蛇の列ができ、取り組みでは御嶽海を寄り切りで下すと、盛大な拍手が送られていた。錦木は「関取として久慈に来られたのは良かった。地元の声援は相撲の励みになる。来場所も勝ち越せるよう頑張る」と意気込んでいた。

 中泊町から久慈市出身の母と共に訪れた成田葵さん(中里小4年)は「力士の皆さんは格好いい。10人からサインをもらったよ」と喜んでいた。

 
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