岩手県は９日、県内６３の定点医療機関から７月３１日～８月６日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者は９７９人（前週比１５７人増）、１機関当たりの平均は１５・７９人（２・５３人増）だったと発表した。感染者数が前週を上回るのは７週連続で、増加傾向が続いている。県北地方では、久慈保健所管内が４３人（２２人減）、１機関当たり１４・３３人（７・３４人減）と前週を下回った。二戸管内は３３人（２人増）、１機関当たり１１・００人（０・６７人増）と微増した。

　保健所管内別では、奥州が１９６人（２２人増）で１機関当たり２８・００人（３・１４人増）、県央が１７９人（７２人増）で１機関当たり１９・８９人（８・００人増）など。県内全１０管内のうち、久慈と大船渡、中部を除く７管内で、感染者数が前週より上昇した。　年代別で見ると、１０歳未満（１９８人、１機関当たり３・１９人）や６０歳代（９８人、１機関当たり１・５８人）の増加が目立った。一方で１０～１４歳（７０人、１・１３人）と１５～１９歳（３８人、０・６１人）は前週を下回った。

　県内では、二戸管内の福祉事業所２件など、新たなクラスター（感染者集団）が計８件発生した。