Free【北奥羽の神社】八戸三社大祭発祥の神社/龗(おがみ)神社(八戸市)

北奥羽の神社
北奥羽の神社

700年以上前に建てられ、八戸市内で最古の神社といわれる。別名、法霊神社。社を建てたきっかけは諸説あるが、古文書などによると、正中時代(1324~26年)にあった日照りだ。

 混乱の中、小田原から訪れた「法霊」と呼ばれる修験者が雨乞いをしたが、効果はなかった。そこで「かくなる上は、わが身を犠牲にして、民百姓の困難を救わん」と、沼に身を沈めた。

 すると竜が空を覆い、数日間雨が降り続き、その年は五穀豊穣となった。人々はその修験者の徳を祭って社を建てた―とされる。

 当初、八戸城(現在の三八城公園)の中にあったが、350年前、約150メートル離れた現在地に移転した。八戸三社大祭発祥の神社とも言われる。

 1720年、天候不順により凶作が心配された時、法霊大明神に祈りをささげ、秋の収穫を迎えることができたことから毎年長者山を御旅所に、神様を祭る神輿を進めることとなった。

【祭 神】高龗神、法霊大明神
【御利益】五穀豊穣
【例 祭】9月2日
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【宮 司】坂本守正
【住 所】八戸市内丸2の1の51
【電 話】0178(22)1770

 
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