Freeウニ採取から瓶詰めまで 種市中生が作業体験 地元漁業に理解/洋野

ウニの瓶詰め作業を体験する生徒たち
ウニの瓶詰め作業を体験する生徒たち

洋野町立種市中(千田博之校長)の1年生54人が7月31~8月2の3日間、漁業体験学習に参加した。生徒自ら、町特産のウニの採取から加工まで一連の作業に携わり、地元ならではの仕事に理解を深めた。

 総合的な学習の時間の一環で、地域を知り、働く楽しさや厳しさを学ぶため、洋野町漁協などの協力を得て20年ほど前から毎年実施している。

 初日は宿戸漁港に隣接するウニの増殖溝で、1人当たりウニを10~15個、計約100キロ採取。2日目は同漁港近くの荷さばき施設で殻を割り、身をきれいに取り出して食塩水に漬ける作業を行った。

 最終日は同校で、瓶詰め作業に従事。消毒済みの瓶を用意し、グループごとに作製したシールのラベルを貼り付けた上で、身を崩さずに隙間なく詰められるよう、慎重にさじを動かしていた。

 完成した瓶詰めは冷凍保存し、12月に実施する授業参観で、保護者や教職員に販売する予定。

 
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