Free海上運行と花火“共演” 青森ねぶた祭が閉幕

海上運行する、ねぶた大賞の「牛頭天王」=7日、青森市
海上運行する、ねぶた大賞の「牛頭天王」=7日、青森市

日本一の火祭り「青森ねぶた祭」は最終日の7日、青森市で海上運行と花火大会を行った。市民や観光客らが、ねぶたと約1万発の大輪の“共演”に酔いしれ、行く夏を惜しんだ。

 最高賞のねぶた大賞に輝いた青森菱友会の「牛頭天王」(竹浪比呂央さん制作)など大型ねぶた4台が明かりをともし、船上から誇らしげにお囃子(はやし)を響かせた。

 会場ではたたえるように花火が次々と打ち上がり、夜空と海面を鮮やかに染めた。詰めかけた観客は歓声を上げながら拍手を送り、北国の短い夏の思い出を心に刻んだ。

 大阪府吹田市から夫婦で訪れた田中祐也さん(23)は「ねぶたは写真で見るよりも色鮮やか。それが海上を運行するなんてぜいたくだ」と満足していた。

 
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