岩手県は２日、県内６３の定点医療機関から７月２４～３０日の１週間に報告された新型コロナウイルス感染者は８２２人（前週比１５３人増）で、１機関当たりの平均は１３・２６人（２・４７人増）だったと発表した。感染者数が前週を上回るのは６週連続。県北地方では、久慈保健所管内が６５人（２０人増）、１機関当たり２１・６７人（６・６７人増）と前週より大幅に増えた。二戸管内は３１人（１４人減）、１機関当たり１０・３３人（４・６７人減）と前週を下回った。

　保健所管内別では、奥州が１７４人（４３人増）で１機関当たり２４・８６人（６・１５人増）、中部が１１７人（４９人増）で１機関当たり１１・７０人（４・９０人増）など。県内全１０管内のうち、二戸と大船渡を除く８管内で、感染者数が前週より増加した。

　年代別で見ると、２０代（８４人、１機関当たり１・３５人）や５０代（９４人、１機関当たり１・５２人）、８０歳以上（５１人、１機関当たり０・８２人）の増加が目立った。新たなクラスター（感染者集団）は計４件発生した。