Free4季ぶり“聖地”で活動再開 久慈の高校生海女クラブ

観光客との記念撮影に応じる高校生海女クラブの新井田飛徠さん(左)と石橋美怜さん(右)
観光客との記念撮影に応じる高校生海女クラブの新井田飛徠さん(左)と石橋美怜さん(右)

久慈市小袖地区の「北限の海女」をPRする高校生海女クラブが、今季も始動した。岩手県立久慈東高の女子7人が8月16日までの期間中、小袖海女センターを拠点に、観光客へのガイドやベテラン海女のサポートなどを行い、元気に地域を盛り上げる。

 クラブは市観光物産協会(山本えり子会長)が2008年から、地元高校生の夏休みに合わせて協力を要請している。新型コロナウイルスの影響で2020、21年シーズンは活動自粛、22年は久慈駅前「YOMUNOSU(よむのす)」内での活動にとどまったが、16年目の今季は4季ぶりに“聖地”での活動再開となった。

 今季のメンバーは新井田飛徠さん(3年)、石橋美怜さん、川崎和奏さん、川向寧々さん、大在家美来さん(以上2年)、鈴木心優さん、尾形澪さん(以上1年)。

 28日は新井田さんと石橋さんが、おなじみのかすりはんてん姿で活動。訪れた観光客と“うにポーズ”で記念撮影に応じたり、ウニの瓶詰め作業を手伝ったりと、精力的に動き回っていた。

 祖母が海女という、小袖地区育ちの新井田さんは「高校最後のシーズンにやっと地元で活動できる。機会があれば、素潜りの実演も手伝えますよ」と気合十分。小久慈地区出身の石橋さんは「楽しく、やりがいのある活動だと友人から聞いている。頑張りたい」と笑顔を見せた。

 
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