Free企業の魅力、高校生が取材 八戸市が地元定着事業

取材に向け企業の担当者(右)と意見を交換する高校生=25日、八戸市
取材に向け企業の担当者(右)と意見を交換する高校生=25日、八戸市

八戸市は本年度、高校生の目線で地元企業の魅力を探り、発信することで、若者の地元定着につなげる事業「チャーム∞(エイト)」を展開する。25日は同市のデーリー東北新聞社でキックオフミーティングを開き、参加企業と高校生が顔合わせをした。今後、高校生が各企業を取材し、来年1月に発表会を行う。

 「高校生による地元企業魅力発見体験事業」として市が初めて実施。企業は小売や製造、設備メンテナンスなど市内を中心に16社、高校生は県立八戸、八戸東、八戸聖ウルスラ、八戸工大二の4高校から1~3年生18人が参加する。

 生徒は事前に取材の仕方などを学んだ後、3人ずつの班で8月中に2、3社ずつを取材。まとめた記事を来年1月の発表会で披露するほか、e―book(電子書籍)でも公開する。

 この日は担当する企業と生徒が、取材活動に向けて親交を深めた。

 ウルスラ高2年の門前志野さんは「取材が楽しみ。地元の会社を通して地元を知る良い機会にしたい」と話し、プライフーズ(同市)の担当者は「地元には良い企業がたくさんある。高校生に魅力が伝われば、地元就職につながる」と期待を込めた。

 
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