岩手銀行は２４日、八戸パークホテルで会社説明会「２０２３年度サマーミーティング」を開いた。取引先関係者ら約１５０人が出席。岩山徹頭取が経営戦略やグループの取り組みなどを紹介した。

　岩山頭取は２３年３月期の業績や２４年３月期の業績予想について解説。４月にスタートした「新中期経営計画」について「金融サービス領域の深化と金融の枠を越えた新たな事業領域への挑戦に取り組む」と強調。さまざまな施策を推進し、計画最終年度の２５年度には連結の純利益７０億円を目指すなどとした。

　２１年１０月から始まった秋田銀行との包括業務提携「秋田・岩手アライアンス」の進捗（しんちょく）状況については２２年度、２億円の連携効果があったと説明。再生エネルギー向けのプロジェクトファイナンスが堅調に推移しているという。

　今後について「必要な変革は大胆に進めていく。地域の皆さまに一層役立てる銀行グループを目指して精進する」と述べた。