Free【北奥羽の神社】白銀地区の鎮守、住民崇敬/三嶋神社(八戸市)

三嶋神社
三嶋神社

神職家が1849年に類焼し、資料が焼失したため、創立年代は不明だが、白銀地区の鎮守として、地域の人々に親しまれてきた。

 伝えられる話によれば、807年に南都中納言藤原諸江卿が奥州に配せられた。藤原卿は名を五郎兵衛と改めて漁師になり、出漁した際、海中から三面の神鏡を手に入れた。この神鏡を祭ってから大漁に恵まれ、その話を聞いた周りの住民も漁の神として信仰するように。その後、地域全体を守る神として祭られるようになったといわれている。

 南部家の信仰も非常に厚く、現在の本殿は八戸南部二代直政公が建立。三代通信公が本殿を風雨から防ぐ鞘殿を建てた。

 市杵嶋姫命、多岐理毘売命、多岐都比売命の三神(総称・宗像三神)を祭っており、海上安全だけでなく、厄よけや事業繁栄の御利益もあるとして、地域住民に崇敬されている。

【祭神】宗像三神
【御利益】厄よけ、事業繁栄など
【例祭】7月7日
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【住所】八戸市白銀町三島上11の1
【電話】0178(33)0320

 
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