野辺地公共職業安定所（今俊之所長）は７日、来年３月の管内高校卒業予定者を対象にした企業説明会を野辺地町のまかど観光ホテルで開いた。野辺地、七戸、六ケ所の３高校から生徒６３人が参加し、各企業・法人担当者の説明を真剣な表情で聞き入っていた。

　説明会は青森県内の高校生の地元就職を促そうと毎年度実施。同安定所によると、来春の管内新規高卒予定者は前年度より２２人少ない２６１人で、就職を検討している生徒は１０８人。うち、県内就職希望者が約９割（９７人）に達している。

　一方、受理した求人票数は６月末時点で３３３人と前年度同期に比べ３０人増えており、コロナ禍明けで経済活動が活発しつつある情勢という。

　会場には４２の県内企業・法人がブースを設置。生徒たちは関心がある企業を次々に回って、担当者の説明に耳を傾けていた。今所長は「県内の企業を知る良い機会。会社研究を通じてやりたい仕事、なりたい自分を見つけ羽ばたいてほしい」とエールを送った。