Free北陸と亀ケ岡文化、関連は 夏の特別展15日開幕/是川縄文館

是川縄文館でスタートする夏季特別展「北陸の晩期縄文文化」
是川縄文館でスタートする夏季特別展「北陸の晩期縄文文化」

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館(中村行宏館長)の夏季特別展「北陸の晩期縄文文化」が15日、同館2階企画展示室で始まる。縄文時代晩期を中心とした北陸地方の土器や石器など114点が並び、独自の文化と共に、東北との交流も知ることができる。9月3日まで。

 東北地方で同じく晩期に栄えた是川遺跡に代表される亀ケ岡文化と、その周辺を比較するシリーズの第2回。北陸地方は東西からの影響を受けながら独自の文化を形成。展示されている土器からは、亀ケ岡文化に見られる特徴的な文様が取り入れられていることが分かるという。道具として多彩な植物を利用しているのも特徴的。石川県の御経塚遺跡で出土した国重要文化財の土偶なども目を引く。

 14日は報道機関向けの内覧会を開催した。中村館長は「北陸の晩期と亀ケ岡文化の違いを、来館して確かめてほしい」とアピールしている。

 期間中の毎週土曜は午後2時から学芸員のギャラリートークを実施(8月26日は午前10時から)。8月26日は考古学講座(定員100人)を開く。

 時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。8月21日は休館。観覧料は一般300円、大学・高校生150円、中学生以下は無料。8月20日は無料となる。問い合わせは同館=電話0178(38)9511=へ。

 
お気に入り登録