Free街の魅力、LINEスタンプに 八戸市民がデザイン、8月発表

スタンプのデザイン案を発表する参加者

八戸青年会議所(坂本俊也理事長)が8月中旬をめどに、八戸の魅力を発信するLINE(ライン)スタンプを発売する。9日、八戸市中心街と白浜海水浴場で、「飛ばそうランタン!スタンプで広がれ!~ここにしかない宝物~」と題したイベントを開催。市民約90人が参加し、街について調べながらスタンプのデザインを考え、スカイランタン飛ばしも楽しんだ。

 スタンプは「おんでやんせ」「いんずい」などの八戸弁と、食や文化、名所など地域資源のイラストの組み合わせで16種類を作製。参加者は14チームに分かれ、それぞれ割り当てられた1種類を担当。残り2種類は同会議所が作る。

 参加者は、中心街で担当する地域資源について、実際に見たり調べたりして理解を深めた。同海水浴場に移動し、八戸工業大感性デザイン学科の学生のアドバイスを受けながら、デザインを考案。完成したものを発表し合った。

スカイランタンを飛ばす参加者

最後に、日本スカイランタン協会の協力で提供を受けたスカイランタンを、全員で一斉にリリース。ランタンには、この日の体験を通して感じた八戸への思いや魅力について、自由に書き込んだ。ランタンは発光ダイオード(LED)ランプで黄やピンク、青、緑色に輝くもので、参加者は夕暮れの海岸を彩る光景に歓声を上げた。

 家族や親戚7人で参加した泉山小空さん(9)=市立新井田小4年=と小田莉央那さん(8)=三条小3年=は、「めんこい」の方言と八戸焼を掛け合わせたスタンプを担当。2人は「はっちで八戸焼のカップを見てデザインの参考にした。かわいい図柄でうまく仕上がった。ランタンに絵を描くのも楽しかった」と話した。

 スタンプはデザイン案を元にデザイナーが手直しし、8月中旬に発表する。

 
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