東北最古の名刹（めいさつ）として知られる二戸市浄法寺町の天台寺で、アジサイが見頃を迎え、境内や参道を鮮やかに彩っている。１５日には、今年で２０回の節目を迎える「天台寺あじさい祭り」も開かれる。

　アジサイは、名誉住職の故瀬戸内寂聴さんが住職に就任当時、京都から株分けして増やした。現在は約４千株が植えられ、青や白など色とりどりの花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。

　祭り当日は２０回目を記念し、午前１０時半から参道でアジサイを植樹する。本堂近くの祭り本部で、１０時から参加希望者を受け付ける（先着５０人）。寺周辺にある豆地蔵の中から笑顔の１体を探し、スマートフォンなどで撮影した画像を本部で見せると、景品をもらえる企画も行う（１０時から、先着１００人）。

　寺や周辺の風景などを撮影した写真のコンテストと、アジサイなどを題材にした俳句のコンクールを実施中。いずれも締め切り２５日。

　祭りや作品募集に関する問い合わせは、祭り実行委員会事務局の市商工会浄法寺支所＝電話０１９５（３８）２４１６＝へ。