Free落札総額2年連続1億円割る 高額1千万円台は2頭/サラブレッド八戸市場

最高値で落札された「ショウリダバンザイ2022」=4日、南部町の八戸家畜市場
最高値で落札された「ショウリダバンザイ2022」=4日、南部町の八戸家畜市場

青森県軽種馬生産農業協同組合(山内正孝組合長)は4日、南部町の八戸家畜市場でサラブレッド1歳馬競り市を開いた。落札総額は税込み9130万円(昨年比7・1%減)で、2年連続で1億円を割り込んだ。一方、落札率は59・5%(5・2%増)に上昇し、昨年ゼロだった1千万円台が2頭あるなど、復調の動きも見られた。

 全国から登録購買者111人が参加。北海道、青森、宮城県から42頭(4頭減)が上場し、昨年と同じ25頭が落札された。

 最高値は、タイヘイ牧場(北海道新ひだか町)が育成し、2019年のスプリンターズステークス(G1)を制したタワーオブロンドンを父に持つ「ショウリダバンザイ2022」(牝、栗毛)の1375万円。同牧場のミッキーアイル産駒「テネシーワルツ2022」(牡、鹿毛)も1155万円の高値で取引された。

 青森県産馬では、清水貞信さん(五戸町)のウインバリアシオン産駒「バーニングラブ2022」(牡、黒鹿毛)が473万円で最高だった。

 同組合は「上場数が少なく総額は昨年を下回ったが、最高額や売却率はまずまず。さまざまな血統をそろえるためにも、県内外に声をかけて50頭超えを目指す」としている。

 
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